Hana Bankは3月6日、韓国南部発電と洋上風力発電事業の共同開発に向けた業務協約を締結した。両社は再生可能エネルギー分野で、開発・建設・運営を通じた一貫協力体制を構築する。
今回の協約は、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギー事業全般で、民間金融機関と発電事業者が連携を深めるのが狙い。国家のエネルギー需給安定化にもつなげたい考えだ。
洋上風力は初期投資負担が大きく、事業期間も長期に及びやすいため、開発と金融をどう連動させるかが成否を左右する。Hana Bankはインフラ分野に強みを持つIB機能を生かし、韓国南部発電の洋上風力の開発・運営ノウハウと組み合わせることで、事業推進力を高めるとしている。
Hana Bankは今後、単なる資金供給にとどまらず、事業性評価やストラクチャリング、金融組成まで幅広く関与する方針だ。再生可能エネルギー発電事業で実効性のある成果を目指すとともに、カーボンニュートラルへの対応も後押しする。
韓国南部発電が進める洋上風力プロジェクトのうち、Hana Bankが主幹事を務めた全羅南道霊光郡の「ヤウォル洋上風力発電団地」と、釜山広域市沙下区の「タデポ洋上風力発電団地」は、それぞれ湖南圏と嶺南圏の電力インフラとして活用される予定だ。先端戦略産業の競争力強化に加え、地域の均衡ある発展や地域経済の活性化にも寄与すると見込まれている。
両社は今後、洋上風力および再生可能エネルギー事業に関する金融・開発協力、新規発電案件の共同発掘と事業化検討、インフラファイナンス市場の動向共有と対応戦略の策定、事業関係者向けの金融能力強化支援などを段階的に進める計画だ。
Hana Bankのイ・ビョンシクIBグループ副頭取は、「カーボンニュートラルと再生可能エネルギーへの転換に向け、洋上風力発電は重要な電源の一つだ。公共と金融がともに事業をけん引する協業モデルを構築していく」とコメントした。その上で、「今後も再生可能エネルギーインフラの拡大を主導していく」と述べた。