Bitcoinは「デジタル・ゴールド」となれるのか。写真=Shutterstock

Blockstreamのアダム・バックCEOは、Bitcoinが金と同規模の時価総額を獲得した場合、価格は1BTC当たり約150万ドル(約2億2500万円)に達し得るとの見方を示した。機関投資家の参入拡大や、Bitcoin現物ETFへの資金流入の増加が追い風になるとみている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、バックCEOは6日(現地時間)、「Global Arts Miami 2026」でBitcoinの中長期的な成長余地を強調した。過去10年にわたり、主要資産の中でも高い年平均リターンを示してきた一方、そのリターンを享受するには高いボラティリティを受け入れる必要があると述べた。

その上で、Bitcoinが「デジタル・ゴールド」として定着すれば、金の時価総額に並ぶ、あるいはそれを上回る可能性があると指摘した。これを前提に、1BTC当たり150万ドルに到達するとの従来の見通しを改めて示した。

機関投資家の間では、Bitcoinをポートフォリオに組み入れる動きも広がっている。バックCEOは、BSTRの最高投資責任者(CIO)ショーン・ビル氏が2019年に年金基金向けに提案した投資戦略に触れ、資産の2%をBitcoinに配分して長期保有する内容だったと説明した。Bitcoinの非対称なリターン特性を生かし、上昇局面で収益機会を取り込みつつ、下落局面で損失を抑える狙いがあるという。

こうした流れは金融業界全体にも波及している。The Crypto Basicは、BlackRock、Morgan Stanley、Bank of Americaといった大手金融機関がBitcoin投資戦略の提供を始めており、機関投資家の間で本格的な投資対象としての議論が活発になっていると伝えた。

足元の相場も底堅い。中東情勢の緊張が続く中でも、Bitcoinは7万ドル(約1050万円)台を回復した。昨年10月6日に付けた過去最高値12万6080ドル(約1891万2000円)をなお44%下回る水準ではあるが、上場投資信託(ETF)への資金流入の増加が支援材料になっている。

2日から4日にかけて、Bitcoin現物ETFには約11億ドル(約1650億円)が流入した。BlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)には、4日だけで3億660万ドル(約459億9000万円)が流入した。機関投資家需要の持ち直しを背景に、Bitcoinの長期的な価値に対する期待も高まっている。

キーワード

#Bitcoin #金 #Blockstream #Bitcoin現物ETF #BlackRock
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.