ビットコインは短期では値動きの大きさから損失リスクが高い一方、保有期間を長く取ることで収益性が改善する可能性が高いことが分かった。Cointelegraphが6日(現地時間)、関連データを基に報じた。
報道によると、2017年以降に相場の高値圏でビットコインを購入した投資家は、保有から2年以内では約40〜50%の損失を被るケースがあった。しかし、3年以上保有した場合は多くが利益圏に入ったという。弱気相場で買った投資家は、2〜3年で最大3倍超のリターンを得たケースもあった。
オンチェーン分析では、平均取得価格を示す「実現価格」が下落する局面は、買い場になりやすいとの見方が示された。2015年以降、実現価格の低下は長期的な上昇局面の前兆とされてきた。直近の実現価格は5万5000ドル、移動実現価格は4万2000ドル水準だった。
機関投資家の間でも、長期保有の有効性を指摘する声が出ている。Bitwiseの最高投資責任者(CIO)、マット・ハーガン氏は、ビットコインを伝統的な60/40ポートフォリオに組み入れた場合、3年間保有することで累積リターンとリスク調整後リターンがともに改善したと示した。
保有期間別の検証では、2年間保有した場合に利益が出る確率は93%だった。損失確率は3年保有で0.7%、5年で0.2%、10年では0%まで低下した。一方、短期投資では損失リスクが大きく、日次売買を行う投資家が損失を抱える確率は47.1%、1年間保有した場合でも24.3%だった。
こうした分析から、ビットコインは短期の価格変動に左右されやすいものの、長期保有によって損失リスクを大きく抑えられる可能性があることが示された。