画像=Reve AIが生成したビタリック・ブテリン氏のイメージ

Ethereum共同創業者のビタリック・ブテリン氏が、開発者に対し、Ethereum上のアプリケーション層を根本から見直すよう求めた。プロトコルの中核的な安全性は維持しつつ、プライバシーやDeFi、オラクル、AI統合を含む設計思想そのものを再考すべきだという。The Blockが6日付で報じた。

ブテリン氏はX(旧Twitter)への長文投稿で、Ethereumのエコシステムは、検閲耐性、オープンソース開発、プライバシー、セキュリティといった原則を堅持すべきだと強調した。その一方で、分散型アプリケーションの設計に関する従来の通念には縛られず、開発者がより自由に再設計へ踏み込める余地が必要だと訴えた。

同氏は「中核となる特性は決して妥協できない。だが、アプリケーション層や外部との接点では、さまざまな前提を根本から見直し、既存の発想の枠を超える姿勢が求められる」と述べた。

とりわけ重視したのがプライバシーだ。プライバシーをエコシステムの中核に据えるには、現在のEthereumアプリケーションスタックの大半を組み替える必要があると説明した。現行のスタックは、そもそもプライバシーを中心に設計されていないという。

DeFiの方向性については、より汎用的な金融インフラへ発展する可能性に言及した。分散型オラクルシステム上に構築された汎用的な先物市場という形で、DeFiのかなりの部分が再編される可能性があるとの見方を示した。

オラクル設計では、暗号学的証明に加え、複数の大規模言語モデル(LLM)の出力と信頼性の高いデータソースの出力を組み合わせることで、検証可能なデータフィードを生成する手法にも触れた。

さらに、AIがブロックチェーンアプリの利用形態を変える可能性があるとも指摘した。AI機能をより深く組み込めば、従来型のウォレットインターフェースや個別アプリの必要性は低下し、より柔軟なユーザー体験につながる可能性があるとしている。

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