暗号資産トレーダーの「ウェルスマネジャー」(@Wealthmanager)がXRPのショートポジションを公開し、相場が1ドル近辺まで下落する可能性に言及した。XRPが大きく値を崩す中での発信だけに、市場では投資家心理や短期的な値動きへの影響を警戒する見方も出ている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは5日(現地時間)、ウェルスマネジャーがXRPに対する弱気見通しとともにショートポジションを明らかにしたと報じた。あわせて、無期限先物のポジション画面も共有したという。
XRPは週間で27.46%下落し、2024年11月以来初めて1.30ドルを割り込んだ。ビットコイン(BTC)も6万5000ドルを下回るなど、暗号資産市場全体が軟調に推移する中、XRPは主要銘柄の中でも下げが目立った。
こうした値動きを受け、ウェルスマネジャーはXRP保有者に対し「今は懸念すべき局面だ」との認識を示し、5万ドル規模のショートポジションを構築したと説明した。XRPは1ドル水準まで下落する可能性があるとの見方を示している。
テクニカル面では、XRPは直近の3.66ドルから下落基調を強めており、主要なサポートを明確に下抜けた場合は、さらに下値余地が広がるとの見方がある。一部では、現在の水準から60%超下落し、0.47~0.50ドルまで下げるシナリオも取り沙汰されている。直近高値からの下落トレンドが続くなか、相場の地合いは弱気を維持しているとの指摘も出ている。
一方で、押し目買いのタイミングを探る見方もある。暗号資産アナリストのクリプト・パテルは、XRPが1.50~1.30ドルのレンジで最初の買い集めの局面に入ったと指摘した。ただ、拙速な買いには慎重であるべきだとし、底値固めは短期間で終わらないことが多いとして、段階的に対応する戦略を示した。
さらに、XRPが1.30ドルを下回った場合は、0.90~0.70ドルのゾーンが、より有利な買い場になる可能性があるとの見方も示した。
パテルは、短期的には弱気圧力が続くとしても、長期ではXRPが2桁台の価格に到達する可能性があると付け加えた。もっとも足元では、ショートポジションの公開と急落局面が重なったことで投資家心理は冷え込み、市場では当面、主要サポート帯を維持できるかどうかと、ボラティリティの拡大を注視する展開となっている。