AI半導体を手掛けるMobilintは2月6日、Space Lintechと、AIベースの宇宙ペイロード技術の共同開発に向けた戦略的業務提携(MOU)を締結したと発表した。両社はそれぞれの中核技術を持ち寄り、宇宙産業で活用できるAI技術の実用化を進める。
今回の提携では、MobilintのNPUベースのAI技術と、Space Lintechの宇宙環境対応技術を組み合わせる。宇宙環境に適した低消費電力AI半導体ソリューションの最適化を進めるとともに、宇宙産業における具体的な適用可能性を探る。
開発にあたっては、両社が保有する人材や施設、設備、技術資産を相互活用する。共同研究の成果については、対外発信や技術普及の面でも連携する方針だ。
両社は、宇宙産業分野でのAI活用の裾野を広げるとともに、技術競争力を軸に中長期の協力関係を構築する考えだ。今後は、具体的な共同研究の進め方や事業化の可能性についても協議を進める。
Mobilintのシン・ドンジュ代表は「オンデバイス・エッジAIに強みを持つ当社のNPU技術を宇宙環境へ拡張する重要な契機になる」とコメント。「Space Lintechとの協力を通じて、宇宙産業においても実用的なAI活用の価値を生み出していきたい」と述べた。
Space Lintechのユン・ハクスン代表は「宇宙医薬ペイロードでは、軌道上で生成されるデータを即時に判断・処理し、異常の兆候を自律的に検知して運用リスクを下げるオンボードAIの能力が重要だ」と説明した。その上で「両社の技術を融合し、知能型の宇宙医薬研究モジュールを実現することで、商用化可能なプラットフォーム技術の成果につなげたい」と語った。