暗号資産市場が全面安となった。Coin360によると、6日午前5時30分時点のビットコイン(BTC)は6万4072ドルと、前日比12%下落した。韓国の暗号資産交換業者Upbitでは1億ウォンの節目を割り込み、9400万ウォン台で推移した。
主要アルトコインにも売りが広がった。イーサリアム(ETH)は2000ドルの節目を下回る1876ドルまで下落し、前日比13.4%安。XRPは1.16ドルで21.63%安だった。Binance Coin(BNB)は641ドルで8.89%安、Solana(SOL)は81ドルで12.71%安となった。ADA、TRX、XLMもそろって2桁安となった。
市場では、今回の下落は単なる価格調整ではなく、投資家心理の悪化を映した動きだとの見方が出ている。短期的な急騰の後に利益確定売りが強まる中、主要な支持線を相次いで割り込んだことが下げを促したとの指摘もある。
外部環境の悪化も重しとなった。米国株式市場ではボラティリティが高まり、投資家がリスク資産の保有比率を引き下げているとの見方がある。とりわけナスダック総合とS&P 500の下落が、ビットコインを含む暗号資産市場のセンチメントを冷やし、売り圧力を強めたとみられている。
実際、ダウ工業株30種平均は前日比1.13%安の4万8941.25、S&P 500は1.22%安の6799.30、ハイテク株比率の高いナスダック総合は1.61%安の2万2534.72となった。
米ハイテク株安は韓国株にも波及した。5日のKOSPIは前日比3.86%安の5163.57で引け、これまでの上昇基調に一服感が出た。時価総額1000兆ウォン超で相場をけん引してきたSamsung Electronicsは5.8%安の12万9300ウォン、SK hynixは6.44%安の84万2000ウォンで取引を終えた。ニューヨーク市場の軟調地合いが続く中、6日の韓国株市場も影響を避けにくいとの見方が出ている。
市場では、主要資産の下落はマクロ経済リスクの拡大と金利環境の不透明感を背景に、リスク資産全般への選好が低下した結果だとの見方が強い。暗号資産市場ではレバレッジポジションの清算が一斉に進み、下落に拍車をかけたとの海外分析もある。
ビットコインは心理的節目とされる6万ドル近辺を再び試す局面に入っており、先行き不透明感はなお強い。市場参加者は、短期的なテクニカル要因とマクロ環境の変化を引き続き注視している。