XRPに投資家の資金が向かう一方で、ビットコインとイーサリアムには売り圧力が強まっている。Cryptopolitanが5日付で報じた。
Santimentのデータによると、ビットコインとイーサリアムに対する投資家心理は急速に悪化した一方、XRPは主要暗号資産で唯一、投資家心理がプラス圏を維持した。Santimentは「小口投資家が強い恐怖心理に傾く局面は、相場反発のきっかけになりやすい」としており、今回の下落も短期的な上昇局面につながる可能性があるとみている。
4日のビットコイン現物ETF市場では、1日で1億7150万ドル(約257億円)の資金が流出した。内訳は、FidelityのFBTCが8644万ドル(約129億7000万円)で最大、GrayscaleのGBTCが4177万ドル(約62億7000万円)、ARKBが3172万ドル(約47億6000万円)だった。
同日のビットコインETFの取引代金は71億4000万ドルに達したが、FBTCが4.03%下落するなど、各銘柄とも軟調に推移した。
イーサリアムETF市場でも2053万ドル(約30億8000万円)の資金流出を記録した。資金流出はFidelityのFETHのみだったが、取引代金は22億7000万ドルに達し、ETF各銘柄はいずれも5.60〜5.80%下落した。
これに対し、XRP ETFには資金流入が続いている。4日は483万ドル(約7億2000万円)が流入し、累計流入額は12億1000万ドル(約1815億円)となった。内訳は、FranklinのXRPZが251万ドル(約3億8000万円)、BitwiseのXRP ETFが172万ドル(約2億6000万円)、21SharesのTOXRが60万ドル(約9000万円)だった。
XRPのオプション市場でも買いの偏りが鮮明だ。Binanceのデータでは、未決済建玉に占めるコールオプションの比率が86.87%に達し、プットオプションは13.13%にとどまった。未決済建玉の多い上位5契約はすべて6日満期のコールで、権利行使価格は1.70〜2.15ドル(約255〜323円)に設定されている。このうち1.70ドルのコールは4万2000契約超と最大だった。
足元ではXRPが相対的な強さを示す一方、ビットコインとイーサリアムでは投資家心理の悪化とETFからの資金流出が続いている。市場全体は弱含みだが、Santimentは個人投資家の恐怖心理が強まる局面では、短期反発が起きる可能性もあると指摘している。