EcoPro BMは、2025年10〜12月期に営業黒字へ転換した。インドネシア製錬事業に関する持分利益の計上に加え、欧州向け電気自動車用正極材の販売回復が寄与した。通期でも営業黒字を確保した。
同社が5日に発表した2025年10〜12月期連結決算は、売上高が4992億ウォン、営業利益が410億ウォンだった。売上高は前年同期比7%増、営業損益は黒字転換した。
2025年通期は、売上高が2兆5338億ウォン、営業利益が1428億ウォン。売上高は前年同期比8%減だったが、営業黒字を確保した。
業績改善の要因について同社は、インドネシア投資の成果と欧州向け正極材販売の回復を挙げた。インドネシア・モロワリ工業団地(IMIP)内のPT ESG製錬所の持分10%を取得したことに伴い、持分利益を計上した。
欧州向け電気自動車用正極材の2025年10〜12月期販売額は3088億ウォンで、前四半期の2980億ウォンから4%増加した。欧州の電気自動車市場の持ち直しが販売増につながったとしている。
同社は2026年上期に、ハンガリー工場で商業生産を開始する。ハンガリー・デブレツェンにある正極材工場の年間生産能力は5万4000トン。2026年には英国とドイツで電気自動車向け補助金の拡充が見込まれるとして、域内生産体制をてこに新規顧客の開拓を進める方針だ。
全固体電池向け材料の開発も加速する。全固体電池向けの固体電解質についてはパイロット工場を稼働させ、顧客企業と品質検証を進めている。三元系ハイニッケル正極材の技術を応用した全固体電池向け正極材も開発中だという。
EcoPro BMのキム・ジャンウ代表は「ハンガリー工場の商業生産開始を機に、欧州の主要自動車メーカーの開拓を加速する」と述べた。そのうえで、「ロボットなどに適用される次世代電池材料の開発投資も拡大する計画だ」と説明した。