写真=Solus Advanced Materialsのハンガリー欧州工場「Volta Energy Solutions Hungary」

Solus Advanced Materialsは2月5日、2025年通期の連結業績を発表し、売上高は6164億ウォン、営業損失は715億ウォンだった。売上高は前年の5709億ウォンから8%増加したが、営業赤字は前年の544億ウォンから31.3%拡大した。

EV需要の減速を受け、電池関連顧客の立ち上がりが遅れたことから、収益性が悪化した。工場稼働率の低下に加え、人件費など固定費の増加で原価負担も重くなった。

さらに、設備投資に伴う資金調達費用や為替上昇によるコスト増も重なり、赤字幅が拡大した。

銅箔事業の売上高は3065億ウォンだった。世界的なAI市場の拡大を背景に、AIアクセラレーター向けの超低粗度銅箔「HVLP(Hyper Very Low Profile)」など高付加価値製品の供給が大きく伸びた。

一方、電池箔事業の売上高は1837億ウォンで、前年の2483億ウォンから26%減少した。中国企業のシェア拡大に加え、北米のEV補助金の中断により、北米と欧州の主要顧客向け供給が減少したためとしている。

OLED事業の売上高は1262億ウォンで、前年並みを維持した。IT機器向けのIP保有製品とモバイル向け新素材の売上が、中国顧客向け事業の立ち上がり遅れを補った。

同社は銅箔事業の売却を上半期中に完了し、中長期的には電池箔事業に経営資源を集中する方針だ。2026年の両事業の売上高目標は計5330億ウォンで、内訳は電池箔が3940億ウォン、OLEDが1390億ウォンとしている。

クァク・クンマン代表取締役は「今年は既存顧客の需要回復に加え、新規顧客向け供給も本格化し、実質的な成果につながる1年になる」と述べた。そのうえで「EVにとどまらず、エネルギー貯蔵システムやヒューマノイドロボットなど需要先の多角化を進める。電池箔事業の業績改善と、OLEDの新たな生産拠点を基盤とした売上成長を同時に推進し、経営効率化を通じてターンアラウンドの基盤を固める」と説明した。

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