Hanwha Visionは2月5日、2025年の連結売上高が1兆7909億ウォン、営業利益が1623億ウォンだったと発表した。主力のセキュリティ事業は売上高が1兆3351億ウォン、営業利益が1823億ウォンで、前年からそれぞれ10%増、52%増となった。
業績を押し上げたのは海外市場の拡大だ。北米に加え、欧州と中東で売り上げが伸びた。
中東では映像セキュリティ需要の拡大を追い風に、売上高が前年比22%増と大きく伸長した。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで建設が進む超高層ビル「Burj Azizi」には、同社の先端セキュリティシステムが採用される予定だ。
欧州でも市場シェアが上昇した。市場調査会社Omdiaによると、同社は英国のセキュリティ市場でシェア2位を記録した。
AI搭載カメラは、欧州の空港や港湾など主要施設への導入が進んでいる。ネットワークカメラ売上高に占めるAIカメラの比率は、2025年第4四半期に49%まで上昇した。前年同期比では14ポイントの上昇となる。
製品面では、SoC「Wisenet 9」をベースとするPシリーズ、XシリーズのAIカメラに加え、AI搭載の耐環境型PTZカメラなどラインアップを拡充している。
このほか、AIマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 42001」の認証を取得した。クラウドベースの映像管制ソリューション「OnCloud」と入退室管理ソリューション「OnCafe」も投入し、クラウド分野の展開を進めている。
韓国市場では、自営業者向けの店舗管理ソリューション「Keeper」やスマートパーキングソリューションを通じて販路拡大を図る。
同社関係者は「世界的にAI導入が進み、AIセキュリティカメラの需要が急拡大している。中東や欧州の新規市場でも当社のAIカメラに対する反応は大きい」とコメントした。
その上で「ほぼすべての産業現場でAIとクラウドは、もはや選択肢ではなく必須になっている。強固なサイバーセキュリティ体制と独自のAI技術を基盤に、グローバル市場で代替の利かないトップティアの映像セキュリティ企業を目指す」と述べた。