LG Electronicsは2月5日、抗菌・防カビ機能性素材「Purotec」をインド市場で本格展開すると発表した。インド・ニューデリーで開かれる素材見本市「プラストインディア」に初出展し、家電や建材などB2B分野の顧客開拓を進める。
「プラストインディア」はインド最大級の産業素材見本市。LG Electronicsが同展示会に参加するのは今回が初めてとなる。
Purotecはガラスパウダー状の抗菌・防カビ機能性素材で、プラスチックや塗料、ゴムなどの製造工程で少量を加えることで、微生物による悪臭や汚染を抑制できるという。LG Electronicsはインドで、家電、建材、衛生用品、包装材など幅広い分野向けにPurotecを提案する。
生産体制の拡充も進める。2026年にはベトナム・ハイフォン工場に2カ所目のガラスパウダー生産拠点を新設し、年内稼働を目指す。現在は慶尚南道・昌原のスマートパークに年産4500トン規模の生産設備を備え、Purotecを含む機能性ガラスパウダーの需要拡大に対応している。2023年以降、ガラスパウダーの売上高は毎年2倍超のペースで伸びているという。
海外展開に向けた規制対応も進めた。Purotecに関連して、欧州と米国への進出に必要な抗菌剤関連の登録手続きを完了した。欧州と米国では、抗菌や殺菌などの機能をうたう製品は、有害性評価を通じて安全性が確認されたものに限って市場で流通できる。
また2025年には、国際試験認証機関のSGS Koreaと、LG Electronicsの抗菌素材の品質能力向上と持続的発展に向けた業務協定を締結した。LG Purotecの抗菌性能を客観的に示す国際認証を共同で開発する方針だ。
キム・ヨンソクHS機能性素材事業室長は、「蓄積してきた技術力を基盤に、B2B顧客の需要に合わせてさまざまな製品に適用できる機能性素材事業を拡大していく」と述べた。