Naver D2SFは2月5日、AIスタートアップのBandal AIとSynapseAIに出資したと発表した。急速に進化するAIエコシステムの中で、コンテンツライセンシングとAIワークフロー自動化の分野で存在感を高めるアーリーステージ企業2社を支援する。
Bandal AIは、AI向けのプレミアムコンテンツライセンシングプラットフォーム「Cashmere」を開発する企業。プレミアムコンテンツを持つ出版社とAI企業をつなぎ、知的財産の保護や収益源の多様化、高品質データの活用を支援する。
特徴は、AI活用に最適化したコンテンツフォーマット「OmniPub」にある。トークン単位のアクセス制御、権限設定、利用量の追跡、収益精算までを一体で提供する。
Bandal AIは2025年設立。John Wiley & SonsやHarvard Business Publishingなどのグローバル出版社と提携しており、PerplexityなどのAI企業とも協業している。今回のシードラウンドには、Naver D2SFのほかRich Capital、Ingram Content Groupが参加した。
SynapseAIは、性能とコストに応じて最適なAIモデルを組み合わせ、ワークフローを自動で構築する技術を手がけるスタートアップだ。今年初めに公開した「Synapse Studio」では、テキストと画像を中心に50以上のAIモデルをサポートする。
今後は音声、動画、3Dへと対応領域を広げる計画だ。
NVIDIAやGoogle Research出身者で構成するSynapseAIにとって、今回が創業後初の機関投資家からの資金調達となる。Naver D2SFがリードし、BluePoint、Laguna Investment、JoaYakDol Fundが共同で参加した。
Naver D2SFでセンター長を務めるヤン・サンファン氏は、「Bandal AIはコンテンツをAIネイティブなデータへ転換し、SynapseAIはAI同士を最適につなぐインテリジェンス・マップを構築している」とコメント。「環境変化の中で新たな標準を示す起業家を発掘し、成長を後押ししていく」と述べた。