写真=Daesang

Daesangは2月5日、素材科学ソリューション企業のDongsung Chemicalと、デンプン系コンポスタブル素材および関連製品の共同研究開発契約を締結したと発表した。トウモロコシデンプン由来の熱可塑性デンプン(TPS)を活用し、生分解性包装材の開発を進める。2027年までに、物流用エアキャップと食品包装フィルムの実用化を目指す。

両社は今回の協業を通じ、トウモロコシデンプンを原料とするTPSをベースに、環境負荷の低い包装材を開発する。Daesangは自社生産のTPSを用いた製品化を進める方針だ。

デンプン系コンポスタブル素材は、特殊加工したデンプン由来のTPSを主原料とする素材。廃棄後は微生物の働きで分解され、堆肥化できるという。一般的なデンプンに比べて高温で焦げにくく、プラスチックのように溶融して成形できるため、フィルムや各種包装材への加工に適しているという。

Daesangは、生分解性包装材の生産に必要な加工性と物性を備えたTPS素材を開発・生産し、Dongsung Chemicalに供給する。

同社によると、Daesangが開発したTPSは2025年にドイツの認証機関DIN CERTCOから4分野で認証を取得した。産業用堆肥化、家庭用堆肥化、土壌生分解などの分解性能が認められたとしている。

Daesangは、両社で生産する生分解性包装材を、調味料や加工食品のパッケージに優先的に採用する方針。物流センターなどで使用する大型包装材にも順次導入する。8月に施行される欧州連合(EU)の包装・包装廃棄物規則(PPWR)など、世界的に環境配慮型包装に関する規制が強化される流れを踏まえ、海外市場での適用も検討する。

キム・ジェガプ氏(Daesangデンプン糖事業本部長)は、「今回の協業は、トウモロコシデンプンを基盤とする環境配慮型素材の開発を通じ、ESG経営を実践するとともに、デンプン産業の新たな可能性を広げる重要な足がかりになる」とコメントした。さらに、「Daesangが70年にわたり蓄積してきた素材生産のノウハウと、Dongsung Chemicalの加工技術を組み合わせ、持続可能なパッケージング市場をリードしていきたい」と述べた。

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