Shinhan Asset Managementは2月5日、革新投資金融本部を新設し、既存の企業投資本部と合わせた2本部体制に再編したと発表した。ベンチャー、メザニン、プロジェクト投資を一体的に運営し、投資スキームの設計から執行、事後管理までを一貫して担う体制を強化する。
今回の組織改編は、単なる投資領域の拡大ではなく、運用手法の見直しと執行力の強化を狙ったものだ。各投資領域を連動させることで、投資業務全体の専門性を高めるとしている。
同社はこれまで、「Shinhan創業ベンチャーファンド」シリーズのマザーファンド運用を通じて、民間主導のベンチャー投資エコシステムの形成に取り組んできた。
また、2024年からは「Shinhanベンチャーセカンダリーファンド」を運用し、セカンダリー市場での基盤を強化している。あわせて、「The Credit」私募シリーズや「Shinhan Time Premierメザニン新技術投資組合」などのブラインドファンドを通じ、企業の成長段階に応じた資金供給を進めてきた。
組織面でも体制整備を進めてきた。2023年7月には人員を増強してメザニン事業を戦略的に拡大した。2025年2月には投資金融チームを新設し、今回の革新投資金融本部の立ち上げによって、生産的金融に対応する専任体制を整えたとしている。
同社関係者は「これまで蓄積してきたベンチャー・マザーファンド運用の経験とメザニン投資のノウハウを基に、企業に実質的な資金を供給する生産的金融を継続的に拡大している」と説明した。その上で「今回の組織改編を通じて、民間資金が企業や革新産業に流れるよう、役割を果たしていく」と述べた。