IBK金融グループは2月4日、KOSDAQ市場の投資情報不足と成長段階ごとの資金供給の空白を埋める「KOSDAQバリューアップ・ブリッジプログラム」を推進すると発表した。中小・ベンチャー企業の持続的な成長を後押しする狙いだ。
KOSDAQ市場では市場規模の拡大が続く一方で、投資情報の不足や成長局面ごとの金融支援の切れ目が課題となっている。こうした影響で、ベンチャーキャピタルの好循環が弱まり、有望な中小企業が適正に評価されにくい状況にあるとみている。
このうち「KOSDAQバリューアッププログラム」では、情報の非対称性を和らげるため、グループ横断の統合リサーチ体制の構築に力を入れる。
具体的には、KOSDAQ活性化TFを設置する。金融委員会から中小企業特化証券会社に選定されたIBK Investment & SecuritiesにKOSDAQリサーチセンターを新設し、上場前後の有望な中小企業の発掘、調査、成長支援を強化する。IBK Investment & Securitiesは、国策銀行グループで唯一の証券子会社という位置付けだ。
「KOSDAQブリッジプログラム」では、企業の成長段階ごとに生じる資金供給の空白を埋める。銀行が持つ中小企業データや営業現場のネットワークと、証券、ベンチャー投資、資産運用へとつながるグループのバリューチェーンを組み合わせて支援する方針だ。
発掘から上場、成長、グローバル展開までつながる好循環の強化も目指す。今後3年間で総額5000億ウォン規模のメザニンファンドを組成し、企業の安定成長を後押しする計画だ。
IBK企業銀行のチャン・ミニョン頭取は「KOSDAQ市場における情報の非対称性を緩和し、健全な投資エコシステムを整備したい。投資家と企業の接点を広げ、中小企業の資本市場へのアクセス向上に貢献していく」とコメントした。その上で「今後も政府のバリューアップ政策を支える政策金融のリーダーシップを強化する」と述べた。