金・銀の上昇を踏まえ、XRPの長期持ち合いにも市場の関心が集まっている。画像=Reve AI

XRPの長期チャートが、金や銀、イーサリアム(ETH)が長期レンジ相場の後に上昇へ転じた局面と似ているとして、市場で改めて注目を集めている。複数のアナリストは、約8年続く持ち合いを弱気シグナルではなく、蓄積局面とみるべきだと指摘している。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが3日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産アナリストのポセイドン(Poseidon)はX(旧Twitter)への投稿で、金、銀、ETHはいずれも数年にわたるレンジ相場の後に急伸したと分析した。金は約4年、銀は約5年の持ち合いを経て上昇し、ETHも約5年にわたる値固めの末、次の上放れ局面に入る可能性があるとの見方を示した。

この見方が共有されるなか、XRPコミュニティでは、XRPの持ち合い期間がこれらの資産よりも長い点に注目が集まった。Cryptoinsightukは、XRPが約8年にわたり長期の持ち合いを続けているとしたうえで、こうした横ばい推移は弱さの表れではなく、構造的な蓄積過程である可能性が高いと指摘した。

マクロの視点では、金と銀が過去8年の大半を広いレンジ内で推移した後に上昇したのに対し、XRPは数年かけて値幅を段階的に切り詰めてきたという。足元では、XRPは直近高値の2.40ドルから1.50ドル近辺まで下落し、心理的節目を下回った。ただ、長期目線のアナリストは、相場全体の構造はなお維持されているとみている。

直近の貴金属相場の動きも、こうした比較を後押ししている。金は今年、過去最高値の約5600ドルに接近し、時価総額は一時39兆ドルに迫ったとされる。銀も120ドルを上回った後、調整局面に入った。市場では、金の上昇局面で時価総額が1日で2兆ドル以上増えたとの指摘もあり、その規模はXRPの時価総額全体の20倍を超えるとしている。

アナリストの間では、暗号資産市場は伝統的な資産市場に比べて流動性が薄く、相場の方向が変わった場合には、値動きがより速く大きくなりやすいとの見方も出ている。

エリオット波動の分析で知られるXForceGlobalも、XRPの長期構造は蓄積局面にあるとの見解を示した。短期的には弱含みの展開が続いているものの、マクロとミクロの両時間軸で複数年にわたる三角持ち合いの形状を保っていると分析している。長期の持ち合いは価格をより狭いレンジに収れんさせ、歴史的にはその後の大きな拡大局面に先行して現れやすいと説明した。

そのため、足元の下落についても、相場構造の崩れではなく通常のボラティリティの範囲内とみるべきだとした。XForceGlobalはXRPの目標水準として6ドルを挙げ、これを「保守的な水準」と位置付けている。過去の上昇局面で確認された最小限のフィボナッチ拡張と整合的で、モメンタムが強まれば一段高の余地もあるとの見方だ。

金と銀が数年にわたる持ち合いの後に歴史的な値動きを見せたことを踏まえ、一部の市場関係者は、XRPの8年に及ぶ値固めも最終的に同様の拡大局面につながる可能性があるとみている。ブレイクアウトの時期が目前なのか、なお調整を挟むのかは不透明だが、長期停滞が永続するとの見方は限られている。

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