Teslaを率いるイーロン・マスク氏が、暗号資産Dogecoin(DOGE)を月に送る計画の継続を示唆した。X(旧Twitter)上では、SpaceXを通じて最短で2027年にも実施できるとの見方を示した。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは4日(現地時間)、マスク氏が2021年に公表した「Dogecoinの月面計画」について、現在も有効だとの認識を示したと報じた。
マスク氏はXで、この計画が継続中であることを示したうえで、実施時期について「最短で2027年にも可能」との趣旨で答えた。別の投稿では、「Dogecoinの月探査は必然だ」とする見方に対し、「そうだ」と応じている。
「Dogecoinを月へ」という表現は、これまで相場上昇を象徴するミームとして使われてきた。今回の発言を受け、市場では実現性そのものに改めて注目が集まっている。マスク氏は2021年以降、この構想にたびたび言及しており、2025年11月にも「いま実行するときだ」と強調したという。SpaceXがDogecoinを活用する初の探査任務を実施するかが焦点となっている。
ただ、今回の発言が相場の地合いを大きく変えるには至らなかった。短期的には注目を集めたものの、投資家は計画の具体像や今後の発信、実行に向けた進展の有無を見極めている段階だ。実際に計画が動き出すかどうかで、市場の反応の強さも左右されそうだ。
Dogecoinは、マスク氏の継続的な支援もあり、TeslaやSpaceXで決済手段の一つとして採用されてきたほか、Dogecoin財団への支持も示されてきた。ただ、今回の発言による価格への影響は限定的だった。発言直後、Dogecoinは0.1069ドルから0.1087ドルへ1.68%上昇したが、その後は0.1081ドルへ下落した。
市場では、マスク氏の発言が出るたびに関心が短期的に再燃する傾向があるとの見方が出ている。今後の追加発言や具体的な日程の公表が、相場変動の主因になるか注目される。