Woowa Brothersは2月4日、フードデリバリーアプリ「Baemin」で英語、中国語、日本語の表示に対応したと発表した。訪韓観光客や韓国在住の外国人利用者の利便性向上につなげる狙いだ。
同社は今回の対応について、言葉の壁を意識せずに配達サービスを利用できる環境づくりの一環と位置付ける。
Baeminはすでに、海外発行のクレジットカードに加え、WeChat PayやAlipay+にも対応している。2025年12月のグローバル決済による注文件数は、前年同月比で約300%増えたという。多言語対応により、外国語利用者のアクセスのしやすさや利用頻度の一段の向上を見込む。
多言語環境の構築には、大規模言語モデル(LLM)ベースの生成AI技術を採用した。単純な翻訳の置き換えではなく、語句や文全体の意味、文脈を踏まえて訳文を生成する仕組みとした。自然で正確な表現を通じ、外国語利用者でもアプリ内の主要な操作フローを理解しやすくする。
今後は「メニュー名辞書」などを整備し、翻訳精度を含む品質改善を進める方針だ。現在はフードデリバリーの注文関連画面に限っている多言語対応について、将来的には買い物代行やショッピングなど、ほかのサービス領域への拡大も検討する。
現時点で多言語表示の対象となるのは、検索、店舗・メニュー選択、決済、配送状況確認など、フードデリバリーの注文に関わる画面。今後のアップデートを通じて、対応画面を段階的に広げる計画だ。あわせて、チャット相談の問い合わせを自動翻訳する機能の導入も検討し、顧客支援体制の強化を進める。
アプリの表示言語は、AndroidやiOSのモバイルOS設定に応じて切り替わる。日本語以外の言語で端末を利用している場合は、Baemin起動時のポップアップ案内からOSの設定画面に移動し、アプリの表示言語を変更できる。端末を日本語で利用している場合も、OSの設定から個別に変更可能だ。
Woowa Brothersのペク・インボム最高製品責任者(CPO)は、「観光客だけでなく、韓国内に滞在する外国語利用者にも配達サービスを簡単に使ってもらえるよう支援し、韓国の配達システムが世界へ広がっていくことを期待している」とコメントした。その上で、「今後も、より多くの顧客が利用のハードルを感じることなく配達サービスを楽しめるよう、各種機能をきめ細かく改善していく」と述べた。