CNBCは3日(現地時間)、イーロン・マスク氏が率いるSpaceXとAIスタートアップのxAIの統合について、表向きは「宇宙データセンター」構想の一環とみられる一方、実際にはAIインフラ整備に必要な資金の確保が主眼だと報じた。
CNBCは、今回の統合の背景にはAIインフラ投資に伴う巨額の資金需要があると分析している。SpaceXは最大1兆5000億ドルの企業価値を前提に、500億ドル規模のIPOを準備しており、こうした資金調達はマスク氏がAI市場で競争力を維持するうえで欠かせないとしている。
SpaceXの衛星通信網「Starlink」は、すでに9000基の衛星を運用している。さらに米連邦通信委員会(FCC)からは追加で7500基の配備承認も受けた。ただ、衛星の打ち上げペースには制約がある。このためCNBCは、xAIとの統合によってAI関連投資家の関心を引き付け、資金を呼び込む狙いがあるとの見方を示した。
xAIは2025年9月までに95億ドルの損失を計上しており、マスク氏は打開に向け、AIと宇宙事業を結び付ける構想を打ち出している。
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