LG AI Researchは2月3日、新素材・創薬開発を支援する「AI Co-Scientist」の中核技術「EXAONE Discovery」の特許を取得したと発表した。
EXAONE Discoveryは、AIを活用した新素材・創薬向けプラットフォームだ。論文、特許、分子構造、画像といったマルチモーダルデータを分析し、有望な候補物質の探索を従来比で数十倍の速度で進められるとしている。これにより、開発期間の大幅な短縮を支援するという。
特徴の1つは、非定型文書に含まれる分子構造を直接指定できる点にある。また、「m3」「m5」といったラベルやタグを用いた対話形式で、実験結果を呼び出せる機能も備える。
LG AI Researchは、数式やアルゴリズムに重点を置いた一般的なAI特許と異なり、今回の特許ではデータ分析から実験設計、新物質の予測に至るまで、研究開発プロセス全体を保護範囲に含めたと説明した。
同社は、今回取得した特許(登録番号第2869378号)によって、新物質の研究開発プロセス全体を知的財産として保護するとともに、技術面での主導権確保につなげる考えだ。LGはすでに、EXAONE Discoveryを化粧品素材、バッテリー素材、創薬など幅広い産業分野に適用している。
LG AI Researchの関係者は、「今回の特許は、LGが既存技術を超えるイノベーションを実用化し、それを保護するための権利基盤を構築した代表例だ」とコメントした。
著者について