写真=Reve AI

FundstratのTom Lee氏は、急落した暗号資産市場について、底打ちが近いとの見方を示した。ファンダメンタルズの改善を背景に、短期的な反発余地は大きいとしている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが2日(現地時間)に報じたところによると、Lee氏は米CNBCの番組「Squawk Box」に出演し、足元の売りは行き過ぎだったと指摘した。その上で、「暗号資産のファンダメンタルズが改善しているのであれば、価格もそれに沿って動くべきだ」と述べた。

暗号資産市場はここ数週間、大幅な調整局面に入っている。ビットコインは2025年10月に過去最高値となる12万6000ドルを付けた後、急落した。

Lee氏が関与するBitMineでも、未実現損失は約69億5000万ドルに達している。

BitMineは、もともとビットコインのマイニング事業を手掛けていたが、昨年6月以降はイーサリアムの積み増しへと戦略を転換した。イーサリアム供給量の5%に相当する約600万枚の確保を目標に掲げ、ステーキング収益の獲得を狙っている。

Lee氏は今回の下落について、「想定より深かった」と評価した。要因として、想定より早いデレバレッジの進行、金と銀の強い上昇に伴う資金移動、米国の政策不確実性の高まりを挙げた。

特に、米政府の政策が市場の選別色を強めているとの見方が、リスク資産全般のボラティリティを押し上げたと説明した。

一方で、足元では金と銀の上昇が鈍りつつある点にも触れ、こうした流れは暗号資産市場にとってむしろ追い風になり得ると指摘した。現在の下落は、市場の底打ち接近を示すシグナルになり得るとの見方も示した。

また、BitMineの独自モデルでは、ビットコインが7万7000ドル、イーサリアムが2400ドルまで下落する可能性をすでに想定していたことも明らかにした。

その上で、「週末の追加下落によって、残っていた弱気の勢いはかなり出尽くした」と述べ、「下げがさらに加速する局面というより、相場は底固めの段階に入りつつある」との認識を示した。

Lee氏が重視するのはファンダメンタルズだ。米国経済がなお底堅く推移していることに加え、イーサリアムネットワークのアクティブアドレス数が急増している点を挙げた。

さらに、ウォール街で関連商品の開発が活発化し、ネットワークインフラの拡張も進んでいると指摘。こうした動きは、機関投資家の参加拡大を示すシグナルだと説明した。

Lee氏は、こうしたファンダメンタルズが維持されるなら、暗号資産価格には短期的に大きな反発余地があると分析した。今回の調整は、中長期の上昇トレンドの中で生じた一時的な押し目だと位置付けている。

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