グローバルフィンテック企業のHecto Financialは2月3日、Circleのステーブルコイン決済ネットワーク「Circle Payments Network(CPN)」を活用した越境決済・清算基盤を整備したと発表した。USDCやEURCなどの規制準拠型ステーブルコインを用い、送金や清算の効率化を進める。B2B領域での海外事業拡大にもつなげる考えだ。
同社は、規制環境を踏まえながら、CPNを通じた海外送金と清算の効率化を推進する。あわせて、越境決済の処理速度と安定性の向上も図る。
CPNは、Circle Internet Group(CRCL)傘下のCircle Technology Servicesが運営する決済ネットワークだ。金融機関、決済サービス事業者、フィンテック企業をつなぎ、USDCやEURCなどのステーブルコインを基盤に24時間の自動清算を支援する。
仲介機関を介さず、従来の決済システムとブロックチェーンベースの決済システムを統合し、リアルタイムでの清算を実現できる点を特徴とする。
Hecto Financialはこの基盤を活用し、越境決済の効率化を進めるとともに、グローバルプラットフォームを含むB2B市場の開拓を進める。主な適用分野は、B2B決済、海外送金、資金管理などとしている。
Hecto Groupは2025年10月、Circleのステーブルコイン向けブロックチェーンメインネット「Arc」のパブリックテストネットパートナーとして参画した。両社は技術実証と金融インフラ標準の策定事業を共同で進めている。
Hecto Financialのチェ・ジョンウォン代表取締役は「規制対応と国際的な資金移動の効率性を両立する次世代決済ソリューションを通じて、顧客価値を高めていきたい。ステーブルコインを軸に再編が進むグローバル決済環境のなか、ウォン建てデジタル決済エコシステムの海外展開基盤の構築に注力する」とコメントした。
Circleで決済部門シニアバイスプレジデントを務めるイルファン・ガンチ氏は「Hecto Financialとの協業により、グローバル拠点でリアルタイムに近い越境決済が可能になった」としたうえで、「CPNを通じ、プログラマブルな資金移動の仕組みの本格導入が進んだ」と説明した。