Oracle(写真=Shutterstock)

OracleがAIインフラ拡充に向けて最大500億ドル(約7.5兆円)を調達する方針を示し、株価は3%下落した。大型の資金調達に伴う希薄化や負債増加への懸念が広がった。CNBCが2日(現地時間)に報じた。

データセンター増強に向けた大規模な調達計画が明らかになる一方で、人員削減観測も浮上しており、投資家心理の重荷となっている。

Oracleは年内に450億〜500億ドル(約6.8兆〜7.5兆円)を調達し、Nvidia、Meta、OpenAI、AMD、TikTok、xAIといった顧客のクラウド需要拡大に対応する計画だ。

TD Cowenのアナリストは、Oracleが2万〜3万人規模の人員削減を検討しており、これによって80億〜100億ドル(約1.2兆〜1.5兆円)のキャッシュフローを確保できるとの見方を示した。

OracleはAIインフラ投資を加速している。直近では180億ドル(約2.7兆円)規模の社債を発行したほか、OpenAIとの3000億ドル(約45兆円)規模の契約を進めるなど、積極姿勢を鮮明にしている。

Morningstarのチーフアナリスト、マイケル・フィールド氏は「OracleとMicrosoftがAIに巨額投資を進めるなか、投資家はその成否を見極めようとしている」と指摘した。そのうえで、「既存株主の持ち分希薄化や負債の積み増しにつながる手法には、不安がつきまとう」と述べた。

同業他社では、Microsoftがクラウド事業の成長鈍化懸念から10%下落した一方、MetaはAI投資拡大の発表後に8%上昇した。

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