Nomuraが、第3四半期の減益と暗号資産市場の変動を受け、デジタル資産へのエクスポージャーを一時的に縮小する方針を示した。Cointelegraphが2日、Bloomberg Japanの報道を引用して伝えた。
第3四半期の純利益は916億円で、前年同期比9.7%減った。Macquarie Groupの資産運用部門の買収に伴う追加コストも、利益の下押し要因となった。
Nomuraの最高財務責任者(CFO)、モリウチ・ヒロユキ氏は、欧州のデジタル資産子会社Laser Digital Holdingsの損失に加え、暗号資産市場の高いボラティリティを踏まえ、当面のリスク管理を強化する考えを示した。
市場環境も厳しさを増している。第3四半期には、ビットコインが12万6000ドルから8万8000ドルまで下落し、市場の不安心理が強まった。
Nomuraは、欧州で展開する暗号資産関連および非関連のベンチャー事業で106億円の損失を計上した。同事業の売上高は前年から70%減の163億円にとどまった。
株式市場でも厳しい反応が出た。Nomura株は東京証券取引所で6.8%下落した。Bloomberg Intelligenceのバン・ヒデヤス上級アナリストは、市場の不確実性に加え、暗号資産関連の損失が株価下落の一因になったと分析した。
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