Apple初の折りたたみ端末は、プレミアムモデルとして開発が進んでいるとの見方がある。画像=Reve AI

Apple初の折りたたみiPhoneが、2026年下期の投入を視野に開発されているとの観測が浮上した。米Engadgetは1月30日(現地時間)、仮称「iPhone Fold」とされる端末について、試験的な製品ではなくプレミアム帯のフラッグシップモデルとして投入される可能性が高いと報じた。

現時点で有力視されているのは、本のように開閉するブック型のフォームファクターだ。展開時の内側ディスプレイは7.7〜7.8インチ、折りたたみ時に使う外側ディスプレイは約5.5インチになるとの見方が出ている。内側はタブレットに近い使い勝手、外側は一般的なスマートフォンに近い操作性を想定しているとみられる。

また、流出したCADデータやケースメーカーの金型情報などから、折りたたみ時の本体比率は既存のiPhoneよりも短く、横幅が広い設計になる可能性があるとの指摘もある。

ディスプレイでは、折りたたみ端末の課題とされる画面中央のしわをどこまで抑えられるかが焦点となる。複数の報告によると、Appleはしわを極力目立たなくする折りたたみOLED技術を優先してきたとされ、折り曲げ部分の負荷を分散するため、金属製の支持板などを組み込む構造が採用候補に挙がっている。

Appleが折りたたみ市場への参入に当たり、「しわがほとんど見えない水準」を条件としてきたとの見方もある。

カメラは4カメラ構成が有力視されている。背面にはメインと超広角のデュアルカメラを搭載し、これに外側ディスプレイのパンチホールカメラと、内側画面のアンダーディスプレイカメラを組み合わせる構成だ。

生体認証については、Face IDではなく電源ボタン一体型のTouch IDを採用するとの見方が出ている。内側・外側の両ディスプレイで、ノッチや「Dynamic Island」のような切り欠きを最小限に抑える設計方針と整合的だとみられている。

耐久性を左右するヒンジも差別化のポイントになりそうだ。一部の流出情報では、Appleが変形や摩耗を抑えるため、強度と耐久性に優れた素材をヒンジに採用する可能性があるとされる。

バッテリーを巡っては、5,000〜5,800mAh級の高密度セルをテストしているとの観測もある。これが事実であれば、iPhoneの現行ラインアップでも最大級の容量になる可能性がある。

価格は、過去最高額のiPhoneになる可能性が高い。市場では米国価格で2,000〜2,500ドルになるとの見方があり、iPhone Pro Maxを上回る最上位モデルに位置付けられる可能性がある。

価格を左右する主な要因としては、折りたたみ端末特有の部品コストに加え、量産時の歩留まりや耐久性を確保するための設計が挙げられている。

もっとも、「iPhone Fold」という製品名自体はまだ確定していない。発売時期や仕様、折りたたみ画面に合わせたiOSの最適化などは最終段階で調整される可能性があり、追加情報が出るまでは、現時点での有力な観測の一つとして受け止めるのが妥当といえそうだ。

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