フリップ型iPhoneの予想イメージ画像=9to5Mac

Appleが、初の折りたたみiPhoneの投入後を見据え、フリップ型スマートフォンを含むラインアップ拡充を検討していることが分かった。18インチ級の折りたたみiPadも視野に入れているという。

米ITメディアの9to5Macは1日(現地時間)、Bloombergのマーク・ガーマン記者のニュースレターを基に、Appleが上下に折りたたむフリップ型端末を研究開発段階で検討していると報じた。

フリップ型は、Samsung ElectronicsのGalaxy Z FlipシリーズやMotorolaのRazrシリーズと競合する端末形態だ。Appleはまず、本のように横方向へ開くブック型の初代折りたたみiPhoneを投入し、その後の製品群として別形状のモデルも構想しているとされる。

Appleがフリップ型の折りたたみスマートフォンを検討するのは初めてではない。2024年には複数の試作機を製作し、量産の実現性を探っていたと伝えられている。マーク・ガーマン記者は、今年下半期に投入される初の折りたたみiPhoneが市場で一定の需要を獲得した場合、従来のiPhoneと同様に折りたたみモデルでもサイズや形状の多様化を進める可能性があるとみている。

もっとも、フリップ型はなお初期検討の段階にあり、実際に製品化されるかは不透明だ。マーク・ガーマン記者も、投入の可能性や具体的な発売時期は何も決まっていないとしている。一方、今年下半期に登場予定の初代折りたたみiPhoneについては、外側5.5インチ、内側7.8インチのディスプレイを搭載するとの見方が出ており、仕様の一端が伝わり始めている。

Appleはブック型の折りたたみiPhoneに加え、18インチ級の折りたたみiPadについても検討している。マーク・ガーマン記者によれば、この大型モデルは技術面の課題や高価格が障壁となり、発売は2029年以降にずれ込む可能性がある。開発では、ディスプレイの耐久性やヒンジ設計など、解決すべき課題が多いという。

一方でAppleは、折りたたみ端末市場で先行するため、競合製品の分析も綿密に進めているとされる。ブック型とフリップ型を並行して展開できれば、製品の選択肢を広げるとともに、プレミアム市場での価格競争力とブランドロイヤルティの強化につながるとの見方がある。安定性や耐久性を確保できれば、長期的にはSamsung Electronicsが先行する市場でシェア拡大を狙う余地もあるという。

Appleの折りたたみ戦略は、まず今年投入予定のブック型モデルの成否に左右される見通しだ。業界では、初代モデルが軌道に乗れば、フリップ型や大画面端末へと製品群を広げ、Samsung Electronics主導で形成されてきた折りたたみ市場の構図に変化をもたらす可能性があるとの見方が出ている。

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