Samsung Electronicsの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S26」シリーズで、標準ストレージ容量が引き上げられるとの見方が浮上している。基本モデルでは従来の128GB構成が廃止され、256GBが標準になる可能性がある一方、価格は上昇するとの観測も出ている。米ITメディアのPhoneArenaが1月30日(現地時間)に報じた。
報道によると、フィンランドのオンライン小売事業者の情報として、Samsung ElectronicsはGalaxy S26の基本モデルで128GBを廃止し、256GBを標準構成に切り替える見通しだ。標準容量の引き上げという点では、Appleが「iPhone 17」基本モデルで128GBをなくし、256GBを標準化した動きと似ている。
一方で、容量増に伴う価格上昇は避けにくいとの見方もある。著名なIT情報筋のローランド・クァント氏によると、スウェーデンで販売されるGalaxy S26の256GBモデルは約1358ドルとなる見通し。前世代の「Galaxy S25」256GBモデルに比べ、約113ドル高い水準となる。
試算ベースでは、Galaxy S26の基本モデルは900〜960ドル程度になる可能性が高い。スウェーデンは付加価値税などの影響でスマートフォン価格が相対的に高い市場だが、それを踏まえても900ドルを大きく下回る水準にはなりにくいとみられている。
注目されるのは、Galaxy S26 Ultraで一部容量の価格が下がる可能性がある点だ。クァント氏は、S26 Ultraの256GBと512GBがそれぞれ約1200ドル、1400ドルになると予想しており、前モデル比ではそれぞれ約113ドル、56ドル安くなるとしている。
一方、S26 Plusの価格見通しは分かれている。256GBモデルは現行価格を維持する一方、512GBモデルは約113ドルの値上げが見込まれる。Plusモデルの販売が振るわないなか、こうした価格設定が消費者にどう受け止められるかはなお不透明だ。
背景には、メモリ価格の上昇がある。AI機能の拡充でスマートフォン向けRAMやストレージの需要が急増する一方、供給が追いつかず、世界的にメモリ価格が上昇。メーカー各社は増加分のコストを製品価格に転嫁せざるを得なくなっている。
このほか業界では、Samsung ElectronicsがGalaxy S26の発売時に、予約購入者向けの無料ストレージアップグレード特典を見送る可能性も取り沙汰されている。標準ストレージの拡大は歓迎材料となる半面、実質的な購入負担が増す可能性もあり、同社の価格政策に注目が集まっている。