写真=KT SAT

KT SATは2月2日、NASAの有人月探査ミッション「Artemis 2」に搭載される韓国製キューブ衛星「K-RadCube」の統合管制・運用に参画すると発表した。衛星管制と地上局運用を担い、世界5拠点を連携させた運用体制で科学データの安定収集を支える。

Artemis 2は、4人の宇宙飛行士を乗せたオリオン宇宙船が月を周回した後、地球に帰還するミッションだ。韓国は国際パートナーとして参加しており、K-RadCubeは同ミッションに搭載されて打ち上げられる。衛星は高地球軌道(HEO)で宇宙放射線などのデータを収集する。

K-RadCubeは、韓国で開発された衛星として初めてバンアレン帯を通過し、放射線を直接測定する計画だ。宇宙飛行士や宇宙用半導体、部品への影響を分析するための基礎データの確保を目的とする。

KT SATは、衛星管制と地上局運用を含む統合管制・運用を担当する。テレメトリーの送受信、衛星状態の監視、自社開発ソフトを活用した科学データの収集など、運用全般を担う。

同社は、宇宙環境に伴う不確実性を抑え、ミッション成功率を高めるため、エンドツーエンドの統合運用体制を構築した。米国、欧州、アジア、南米の計5拠点の地上局を連携させるほか、宇宙データ分析向けの専用ソフトウェアも自社開発したとしている。

KT SATのソ・ヨンス代表は「K-RadCubeの運用と通信を総合的に担い、ミッション遂行を安定的に支援する」とコメントした。その上で、「深宇宙や非静止軌道衛星の運用能力を高度化し、今後の月・火星探査などグローバルな宇宙プロジェクトへの参画基盤を整えていく」と述べた。

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