写真=LG Electronicsのユニタリー・インバーター・ヒートポンプ

LG Electronicsは2日、米ラスベガスで開催された北米最大級の空調展示会「AHR EXPO 2026」に出展し、住宅用から商業用、産業用までをカバーする北米市場向けHVACソリューションを公開したと発表した。

会場では、ユニタリーシステムやAIデータセンター向け冷却ソリューションを主力展示として紹介した。展示スペースは住宅用、商業用、産業用の各ゾーンで構成し、北米市場のニーズに合わせた製品群を用途別に披露した。

住宅用では、「ユニタリー・インバーター・ヒートポンプ」の室外機ラインアップを公開した。ユニタリーシステムは、戸建て住宅の多い北米で広く採用されている住宅向け空調方式。冷媒漏えい検知センサーを搭載し、安全性を高めた。

給湯分野でも製品群を拡充した。インバーター・ヒートポンプ温水器はENERGY STAR認証を取得。タンクレスガス温水器は貯湯タンクなしで温水を供給し、ステンレス製の二重熱交換器を採用した。

産業用では、AIデータセンター向けの液体冷却ソリューションとしてCDU(冷却水分配装置)を展示した。金属製の冷却板をCPUやGPUなどのプロセッサに直接取り付けて冷却水を循環させる方式で、従来の空冷に比べて省スペースかつ高効率だとしている。高密度実装で発熱量の大きいAIデータセンターでの安定運用に適するとしている。

商業用では、ハンツビルの生産拠点で製造したルーフトップユニットを初公開した。補助ヒーターなしで外気温マイナス5℃でも暖房性能を維持できるという。あわせて、VRF製品「LG Multi V i」も展示した。冷媒にはR32を採用し、従来のR410Aに比べて地球温暖化係数(GWP)を約30%の水準に抑えたとしている。

LG ElectronicsでES事業本部長を務めるイ・ジェソン社長は、「差別化したユニタリーシステムやAIデータセンター向け冷却ソリューションなどの中核技術を基盤に、先進的なHVACソリューションを住宅用、商業用、産業用へと広げ、北米を含むグローバル空調市場の開拓をさらに加速する」とコメントした。

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