写真=Toss Bank

Toss Bankは2日、独自の「安心補償制度」を通じ、2025年に金融事故などの被害を受けた顧客2466人に計19億200万ウォン(約2092万円)を補償したと発表した。2021年11月の制度導入以来の累計では、補償対象者数が8845人、補償額は61億ウォン(約6710万円)に達した。

安心補償制度は、顧客が予期せぬ金融事故で被った損失を補償する仕組み。ボイスフィッシング被害は最大5000万ウォン(約550万円)、中古取引詐欺は最大50万ウォン(約5万5000円)まで、いずれも1人1回に限って補償する。

同行は、銀行業界で唯一、中古取引詐欺まで補償対象に含めているとしている。2025年の補償額の内訳は、ボイスフィッシングなど金融詐欺被害への補償が約10億4000万ウォン(約1144万円)、中古取引詐欺被害への補償が約8億6000万ウォン(約946万円)だった。

実績拡大の背景として、Toss Bankは申請手続きの簡素化など制度運営の改善を挙げた。金融事故の発生後、顧客が必要な手続きを円滑に進められるよう、銀行アプリ上で申請から補償まで対応できる体制を整え、煩雑な手続きの負担軽減につなげたとしている。

一方、AIを活用した事前の不正防止体制も強化している。詐欺の疑いを知らせる警告機能では、警察庁、TheCHEAT、Toss Bankの社内データを連携し、リスクの高い口座への送金時にリアルタイムで警告を表示する。

さらに、機械学習ベースの詐欺予測モデルも組み合わせ、届け出履歴がない場合でも、短時間に取引が集中するなど不審なパターンをAIが検知し、利用者に注意喚起を送る。申告データが十分に蓄積される前の新たな手口にも対応する狙いだという。

Toss Bankは、技術による予防と、例外的に発生した被害を安心補償制度で補う仕組みを組み合わせることで、顧客保護の継続性を確保していると説明した。

同社関係者は「安心補償制度は、技術的な予防と制度的な補償を組み合わせ、顧客の日常を守るToss Bank独自の保護体制だ。金融事故のリスクを技術で抑えつつ、予測が難しい被害についても責任を持って補完し、消費者保護の範囲を継続的に広げていく」とコメントした。

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