Samsung Electronicsは1月30日、廃ガラス由来の再生ガラス繊維を一体型洗濯乾燥機「Bespoke AI Combo」に採用し、UL SolutionsのECV(Environmental Claims Validation)認証を取得したと発表した。
今回の認証は、「Bespoke AI Combo」の外槽を対象としたもの。外槽は洗濯機内部のドラムを包む主要部品で、ガラス繊維を含む複合素材が使われている。Samsung Electronicsは、この外槽で再生素材含有率10%の認証を取得した。最近では、国内生産分の「Bespoke AI Combo」の外槽に使うガラス繊維の一部を再生素材に切り替えた。
ECV認証は、企業が示す製品の環境性能に関する主張を第三者が検証し、環境マークを付与する制度だ。認証にあたっては、製造工程における再生素材の含有率審査やエンジニアレビューなど、厳格な手続きを経る。
再生ガラス繊維の開発では、Samsung Displayと協業した。製造工程で発生する廃ガラスを粉砕し、異物除去を経て溶融することで、既存のガラス繊維と同等品質の再生ガラス繊維を製造したとしている。
年内には、北米やベトナムの生産拠点で製造するドラム式洗濯機にも、再生ガラス繊維の適用を拡大する計画だ。
Samsung Electronicsは、家電製品への再生素材適用を順次広げている。2024年9月にはPOSCOとほうろう用鋼板を共同開発し、電子レンジやオーブン製品に採用した。
Samsung ElectronicsのDA事業部バイスプレジデント、ムン・ジョンスン氏は「環境負荷の低減に向け、冷蔵庫や洗濯機、オーブンなどへの再生素材の適用を継続的に拡大している」と述べた。さらに「今後も多様な再生素材の開発に向け、外部企業とのパートナーシップを広げていく」と語った。