中南米のフィンテック大手Nubankが、米国でのナショナルバンク設立に向けて米通貨監督庁(OCC)から条件付き承認を取得した。Cointelegraphが1月30日(現地時間)に報じた。正式な業務開始には追加の規制承認が必要だが、将来的には米国で預金、融資、クレジットカード、デジタル資産の保管といった金融サービスを展開する方針だ。
今回の承認により、Nubankは銀行設立に向けた準備段階に入る。開業には、連邦預金保険公社(FDIC)と米連邦準備制度理事会(Fed)の追加承認が必要となる。Nubankは、これらの手続きを経たうえで18カ月以内の開業を目指す。米国事業は共同創業者のクリスティナ・ジュンケイラが率い、ブラジル中央銀行の元総裁ロベルト・カンポス・ネトが取締役会議長を務める。
Nubankは、ブラジル、メキシコ、コロンビアで1億2700万人超の顧客を抱える金融プラットフォームを展開している。2013年に設立され、2021年にはニューヨーク証券取引所に上場した。
近年は暗号資産分野にも事業領域を広げている。2022年にはPaxosと提携し、暗号資産の売買機能を導入したほか、自社純資産の1%をビットコインに投資した。今年3月にはCardano(ADA)、NEAR Protocol(NEAR)、Cosmos(ATOM)、Algorand(ALGO)を追加し、対応トークン数を20種類に拡大した。
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