ビットコイン(BTC)のマイニングコスト上昇を受け、相場の下落圧力が強まる可能性がある。Cointelegraphが30日(現地時間)に報じた。
暗号資産ヘッジファンドのCapriole Investmentsによると、ビットコインの電力コストは1BTC当たり5万9450ドル、総生産コストは7万4300ドルと推計される。足元のBTC価格はなおこの水準を上回っているが、短期的には電力コストに近い5万9450ドルまで調整する可能性があるという。
ハッシュレートも大きく低下し、2025年半ばの水準まで落ち込んだ。一部のマイナーは採算悪化を受け、AI関連用途へ事業の軸足を移しているとされる。マイニング難易度の調整によってネットワークの安定性は維持されているものの、短期的にはBTC相場の下押し要因になり得るとCointelegraphは伝えている。
一方で、中長期的にはビットコイン価格が12万950ドルの「エネルギー価値」に近づくとの見方もある。これは生産コストとネットワークエネルギーに基づく公正価値を指すという。Capriole Investmentsは、BTCが7万4300ドルから5万9450ドルのレンジで底入れした後、12万ドル台へ反発する可能性があるとみている。
著者について