YouTubeは1月30日、音楽サービスを含まない動画向け料金プラン「YouTube Premium Lite」を韓国で正式に開始した。月額はウェブとAndroidで8500ウォン。公正取引委員会への対応に伴う料金体系見直しの一環として導入した。
今回の新プランは、既存の「YouTube Premium」がYouTube Musicとのセット提供となっており、消費者の選択肢を狭めているとする公正取引委員会の判断を踏まえた措置だ。
これまでGoogleは韓国で、広告なしの動画視聴と音楽サービスを組み合わせたPremiumプランのみを販売してきた。この販売形態を巡っては「抱き合わせ販売」に当たるかどうかで公取委の調査を受けていた。Googleはこれを受け、昨年、料金体系の改善に向けた自主是正案を提出し、公取委の承認を得た。Premium Liteの投入は、同意議決の履行の一環となる。
Premium Liteでは、ゲームや美容、ニュースなど大半の動画を広告なしで視聴できる。あわせて、他アプリの利用中や画面ロック時にも再生できるバックグラウンド再生に対応し、オフライン保存も利用できる。
一方で、オフライン保存は主として音楽以外のコンテンツが対象となり、音楽コンテンツとショート動画には適用されない。検索やコンテンツ探索の過程では、一部広告が表示される場合がある。
料金は付加価値税を含み、ウェブとAndroidでは8500ウォン、iOSでは1万900ウォン。既存のYouTube Premiumより最大6400ウォン安い。
Googleは同意議決に基づき、提供開始から最低1年間は価格を据え置く方針。その後3年間も、主要海外市場と比べて割高にならない水準を維持する計画だ。
同社は今後数週間以内に、韓国の全ユーザーへ同プランを段階的に提供する予定としている。
既存の「YouTube Premium」(月1万4900ウォン)と「YouTube Music Premium」(月1万1990ウォン)も引き続き選択できる。