40~50代向けファッションプラットフォーム「Queenit」を運営するLapolabsが、SK stoaの買収を通じてTコマース事業を強化する。買収が成立すれば、両社の売上高は単純合算で3734億ウォン規模となる。
Lapolabsは1月23日、放送メディア通信委員会にSK stoaの大株主変更承認を申請した。これに先立ち、SK TelecomからSK stoaとMedia Sの持分100%を約1100億ウォンで取得する株式譲渡契約を締結している。
同委員会の審査は申請受理後、原則60日以内に完了し、延長は30日以内とされる。ただ、書類補完などを踏まえると、実際の審査には3カ月以上かかる見通しだ。
LapolabsがSK stoaの買収に踏み切った背景には、モバイル単独では40~50代への接点拡大に限界があるとの判断がある。Queenitは40~50代向けの統合ライフスタイルプラットフォームを掲げているが、この年代では依然としてTV通販の利用が大きい。実際、Tコマース市場全体の売上の80%超を40~60代が占めるという。
同社は、Tコマースで主要顧客層との接点を確保したうえでモバイルへ送客し、収益性の改善につなげる構えだ。TV通販・Tコマース各社も送出料などを背景にモバイル強化を進めており、CJ OnStyleやGS Shopではモバイル比率が50~60%まで高まっている。
Queenitは、SK stoaとの統合による補完効果は大きいとみている。Queenitは300万人のアクティブ顧客基盤と、データに基づく高度なパーソナライズ推薦技術を持つ。一方のSK stoaは、商品ソーシングに加え、番組編成や制作のノウハウを備える。
主力商材の重なりも限定的だ。Queenitはファッションとビューティーが中心で、SK stoaは食品、健康機能食品、リビングを主力としてきた。Queenitの出店事業者の95%は中小事業者で、Tコマース編成の70%以上を中小企業製品で構成する必要がある規制にも対応しやすいとしている。
2024年の売上高は、Lapolabsが711億ウォン、SK stoaが3023億ウォンだった。同年の主要ファッションプラットフォームでは、Musinsaが1兆2427億ウォン、ABLYが3343億ウォン、Zigzagが2003億ウォンを記録している。これらの主力顧客は20~30代だ。
収益面でも改善余地があるとLapolabsはみている。2024年はLapolabsが80億ウォンの営業損失だった一方、SK stoaは81億ウォンの営業利益を確保した。
同社は「数年前からホームショッピング産業を分析し、TVとモバイルの相互補完性を検討してきた」としたうえで、「Queenitの顧客データをSK stoaの番組編成に反映し、データを基盤とするTコマースへ転換していく」と説明した。