写真=韓国科学技術情報通信部庁舎の看板

韓国科学技術情報通信部は30日、ソウル市内のフォーシーズンズホテルで「2025年国家研究開発『優秀成果100選』」の表彰式を開催した。

「国家研究開発『優秀成果100選』」は、優れた国家研究開発の成果を選び、科学技術の役割に対する国民の理解と関心を高めるとともに、研究者の誇りを高めることを目的とした制度。2006年から実施している。

同部によると、今年は国家研究開発事業を推進する23省庁から計970件の推薦を受けた。研究開発成果そのものに加え、経済・社会への波及効果も踏まえて審査し、国民向けの公開検証を経て、6分野100件を最終選定した。

表彰式では、最優秀成果に選ばれた12人の研究者に対し、パク・インギュ科学技術革新本部長が副首相名義の認証書と記念銘板を授与した。続いて受賞者全体の記念撮影と、受賞者による所感発表が行われた。

最優秀成果の一つには、自己免疫疾患治療薬の開発を通じて1兆7000億ウォン(約1870億円)規模の技術輸出を実現した課題が選ばれた。課題責任者のイ・ジョンミンIMBiologics企業付設研究所長は、「国家研究開発事業の支援によって挑戦的な技術開発に取り組むことができた」とした上で、「今後は実際の新薬発売につなげ、自己免疫疾患患者の負担軽減に資するよう、研究開発に一層まい進したい」と述べた。

若手研究者では、韓国科学技術研究院の博士研究員チョン・ヨンギュ氏が、廃棄物から戦略資源であるレアアースを高効率かつ環境負荷を抑えて回収する技術を開発し、社会課題の解決に資する成果として選ばれた。チョン氏は「捨てられた廃棄物からレアアースを安定的に回収する技術を開発し、産業廃棄物の削減と戦略資源の確保に貢献できることをうれしく思う。今後も国と社会に役立つ研究に取り組みたい」と語った。

海洋警察庁では今年、同庁所管の研究課題が初めて「優秀成果100選」に選ばれた。イ・スンファン海洋警察庁防災企画課長は「世界初となる水陸両用の大規模油回収装備の開発に尽力した船舶海洋プラント研究所の研究陣に感謝する」と述べ、「技術開発の成果が現場で効果的に活用されるよう、政策面での取り組みを継続していく」とした。

受賞者は今後、国家研究開発課題の選定や事業評価の過程で加点対象となる。また、国家研究開発の成果評価における功労表彰の候補として推薦される。

同部は今年から、受賞成果を対象とした後続R&D事業を推進し、技術成熟度の向上や事業化との連携を支援する方針だ。

パク・インギュ科学技術革新本部長は「研究者の努力と忍耐は韓国の成長を支える原動力だ」と述べた上で、「適時適所のR&D投資と、科学技術分野向けのAI基盤モデル開発を通じて研究効率を高め、研究者が成果を生み出せる環境を整えていく」と語った。

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