11stは、高速配送サービス「シューティング配送」の新規利用が12月に大きく伸びたと明らかにした。12月1〜29日に同サービスの商品を初めて購入した顧客数は、前年同期比229%増加した。
同社によると、伸びを支えた要因は、週末を含む週7日配送体制と、月会費や最低購入額の条件がない送料無料の制度だという。
シューティング配送は、午前11時までの注文で首都圏は当日配送、深夜0時までの注文で全国翌日配送に対応する。2025年はサービス提供エリアを継続的に広げ、即配ニーズへの対応を強化してきたとしている。
商品カテゴリー別では、まとめ買い需要の強い分野が伸長した。調査期間中の加工食品の取引額は前年同期の2倍となった。冷蔵・冷凍食品は79%増、牛乳・乳製品は59%増、菓子・スナックは89%増、穀物は57%増と、生活必需品を中心に幅広く伸びた。統合フルフィルメントサービス「シューティングセラー」の取扱量も前年を2倍超上回った。
業界では、Coupangで発生した一連の問題を受け、代替サービスへの関心が高まっているとの見方も出ている。追加費用なしで翌日配送を利用できるサービスに需要が分散している可能性があるためだ。
一方、11stは今回の実績について、Coupangの問題と直接結び付けるのではなく、堅実志向の消費傾向とサービス競争力の結果だと説明した。
11stの営業グループ長、コ・グァンイル氏は「追加費用なしで毎日利用できるシューティング配送の強みが、堅実志向の消費傾向と合致し、顧客流入につながっている」とコメント。「データに基づく商品運営を通じて、日常使いのスピード配送体験を継続的に拡大していく」と述べた。