中国のOne-Netbookはこのほど、折りたたみ式OLEDディスプレイを採用した携帯ゲーム機「OneXSugar Wallet」をWeiboで披露した。これまでプレミアムスマートフォンやノートPCが中心だったフォルダブルOLEDを、携帯ゲーム機に展開する試みとなる。
米The Vergeが30日(現地時間)に報じたところによると、コンセプトは年初に投入した「OneXSugar Sugar 1」に近い。ただし、機構は異なる。従来モデルがデュアルディスプレイ構成だったのに対し、新モデルは8.01型の単一OLEDパネルを採用した。
解像度は2480×1860ピクセル。折りたたみ機構を生かし、携帯性と没入感の両立を狙う。
詳細仕様はまだ少ない。One-Netbookは、Qualcommのゲーミング向けプラットフォームをベースにしたフラッグシップ級プロセッサの搭載をうたっているが、具体的なチップ名や性能指標、どの範囲のエミュレーションに対応するのかといった点は明らかにしていない。
公開された画像や動画を見る限り、操作系は非対称配置のアナログスティック、十字キー、4つのアクションボタンで構成される。ショルダーボタンとトリガー、前面スピーカーも備えており、一般的な携帯ゲーム機に近い操作レイアウトを採用したようだ。
焦点となるのは価格だ。高性能な携帯ゲーム機の価格帯は1000ドル前後が目安となる一方、折りたたみ式OLEDを採用する端末は価格が上振れしやすい。Google Pixel 10 Pro FoldやSamsung Galaxy Z Fold 7など、最新の折りたたみスマートフォンは2000ドル近い水準に達している。
OneXSugar Walletも同程度の価格帯で投入される場合、専用ゲーム機としてどこまで支持を集められるかが問われることになる。製品名に「Wallet」を冠した点から、価格の高さを意識したネーミングではないかとの見方もある。折りたたみ式OLEDを前面に打ち出したOne-Netbookの新たな試みが、携帯ゲーム機市場でどう受け止められるのか注目される。