AI生成による「Apple Glasses」のイメージ画像(画像:Reve AI)

Appleが、ディスプレイを搭載しないスマートグラスを2026年にも披露するとの観測が出ている。AI機能を前面に打ち出した新たなウェアラブル製品として投入し、市場に一石を投じる可能性がある。

米メディアの9to5Macは12月10日(現地時間)、新製品として取り沙汰されている「Apple Glasses」について、新型チップや複数カメラ、Siri連携の音声操作、内蔵スピーカー、健康追跡機能などを備える可能性があると報じた。

報道によると、搭載チップにはApple Watch向け「Sシリーズ」をベースに改良したものが採用される公算が大きい。消費電力の抑制に加え、複数カメラの同時制御を視野に入れた設計になるという。

Appleは、このカメラシステムを活用して、基本的な撮影機能だけでなく、周囲の状況を認識して情報を提示する「Visual Intelligence」の実装を進めるとみられる。

操作面では、刷新が進むSiriの動向も焦点となる。Appleが開発を進める次世代AI機能と連動し、音声中心でデバイスを操作する体験の実現が見込まれている。

オーディオ機能の強化も有力視されている。AirPodsとの連携に加え、本体にスピーカーを内蔵し、イヤホンなしでもメディア再生やSiriとのやり取りに対応する可能性がある。

動作方式は、Apple WatchのようにiPhoneと連携して使う構成が有力とされる。軽量化と省電力を優先し、高度な演算が必要な処理は無線接続したiPhone側が担う形が想定されている。

健康機能の詳細は明らかになっていない。ただ、Bloombergはこれまで、Appleがこうした機器に搭載可能な各種の健康追跡機能を検討していると報じている。

Appleはこの新製品を、単なるガジェットではなくファッションアイテムとしても位置付ける見通しだ。Apple Watchで素材やバンドの組み合わせによって嗜好性を訴求してきた手法を踏襲する可能性がある。

Apple Glassesについても、複数のフレームデザインとカラーバリエーションが用意されるとの見方が強い。眼鏡型デバイスに対する心理的なハードルを下げ、一般層への浸透を狙う構えとみられる。

発表時期は2026年が有力視される一方、実際の発売は2027年にずれ込む可能性もある。初代モデルはディスプレイ非搭載で投入しつつ、Appleは表示機能を備えた上位後継モデルの開発にも着手したとされる。

競合各社に比べれば市場参入は後発になるが、iPhoneとの高い連携が実現すればインパクトは大きいとの見方は多い。先行投入よりも完成度を重視してきたAppleの製品戦略が、スマートグラス市場でも通用するかが注目される。

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