写真=科学技術情報通信部の庁舎銘板

韓国の科学技術情報通信部と韓国情報通信振興協会(KAIT)は12月11日、ソウル・江南で「AI融合OTTの海外展開拡大支援」事業の成果報告会を開いた。AI吹き替えに特化したK-FASTチャンネルの構築状況を共有するとともに、グローバルFAST市場への対応策を議論した。

同部は2024年に「K-OTT産業のグローバル競争力強化戦略」を策定し、FAST市場の変化を踏まえた海外展開を進めてきた。国内コンテンツのグローバルOTTプラットフォームへの依存度を下げる狙いから、K-FASTプラットフォームを軸とする海外展開を後押ししている。

2025年4月には、K-FASTの海外進出に向けた官民連携と企業間協業を支援する「グローバルK-FASTアライアンス」を発足した。参加企業・機関は発足時の22から現在は68に増え、3倍超に拡大した。

同部は2025年度の補正予算で確保した80億ウォンを投じ、6つのコンソーシアムを選定。AI吹き替えに特化したK-FASTチャンネル事業を推進している。各コンソーシアムは、さまざまなジャンルの20チャンネルをAI吹き替え対応で構築した。

対象となるK-コンテンツは計1200本超、総尺は1400時間超に上る。画質改善に加え、英語、スペイン語、ポルトガル語の吹き替えを実施し、22カ国の視聴者向けに20チャンネルで提供する計画だ。

同事業を通じ、AI吹き替え企業はデータ蓄積と実績確保を進め、事業化の可能性を高められるとしている。コンテンツ企業にとっては、コストと制作期間を大幅に圧縮しながら、吹き替えコンテンツの知的財産(IP)を確保できる点が利点となる。プラットフォーム企業も、高品質な吹き替えK-コンテンツの編成によって新たな収益源を見込む。

成果報告会には、AI、OTT・FAST、コンテンツ、広告などの業界関係者約150人が参加した。2025年の事業成果を共有したほか、グローバルFAST市場の開拓に向けた戦略や協力策についても意見を交わした。

また、国内OTT産業の振興と海外展開の活性化に貢献した関係者に対し、「2025年OTT産業振興功労」として副首相兼科学技術情報通信部長官表彰を13人に授与した。

科学技術情報通信部のチェ・ウヒョク ネットワーク政策室長は、「K-プラットフォームの構築とAI融合を通じ、国内のプラットフォーム企業、AI吹き替え企業、コンテンツ企業の競争力強化と海外展開を積極的に支援していく」と述べた。

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