韓国放送通信電波振興院(KCA)は12月9日、5G特化網(イウム5G)を活用した国内の導入拠点が100カ所を超えたと発表した。
11月末にはLG Electronicsが100件目の導入事例となった。科学技術情報通信部が2021年に5G特化網の導入政策を進めて以降、4年で100カ所に達した計算で、年平均成長率は60%としている。
KCAは今回の100カ所突破について、5G特化網がさまざまな分野で生産性向上や運用効率の改善に寄与し、デジタル転換やAI転換を支える中核インフラへと成長していることを示す成果だと説明した。
適用分野は、AIロボットを活用するスマートファクトリーや物流センターのほか、スマート港湾、医療、建設、教育などへ広がっている。最近では通信機器メーカーのHFRが、ビル全体を5G特化網を基盤としたAI予知保全やAI安全サービス、配送サービスなどで統合管理するスマートオフィスを実現したという。
KCAは、国内で5G特化網の導入が始まった2021年に「5G特化網支援センター」を開設した。同センターは今後、周波数の追加割り当ての推進や、需要企業・機関向けのカスタムコンサルティング強化、制度改善ニーズの掘り起こしを継続して進める方針だ。中小・中堅企業の導入障壁を下げるとともに、構築後の運用段階までを含む一貫支援の体制も強化する。
KCAのイ・サンフン院長は、「今回、国内の構築拠点が100カ所を超えたのは、科学技術情報通信部とKCAの5G特化網支援センターによる支援、そして産業界の積極的な導入が結実した成果だ」と述べた。そのうえで、「5G特化網が国家の産業競争力を高める中核インフラとして定着するよう、科学技術情報通信部、産業界、関係機関と緊密に連携し、エコシステム拡大を積極的に支援していく」と語った。