Ethereumのレイヤー2(L2)を手がけるOptimismが、これまで進めてきた「OPスタック」拡大路線の見直しを示した。共同創業者兼CEOのジン・ワン氏は、パートナーチェーンの量産では市場環境の変化に十分対応できなかったとしたうえで、企業が自前の経済圏をより設計・運営しやすい方向へ戦略を改める考えを明らかにした。

The Defiantが11月27日(現地時間)に報じた。ワン氏はX(旧Twitter)への投稿で、「手を広げすぎて、集中が足りなかった」と述べ、これまでの事業運営を振り返った。

Optimismは今後、単にチェーン基盤を提供するだけでなく、企業が自社の経済圏を主導的に構築できる形を重視する方針だ。ワン氏は「結局、企業は自分たちの経済をコントロールしたがる」と説明し、Stripe型のプラットフォーム依存モデルに収まらない方向性を示した。もっとも、具体策には踏み込まなかった。

Optimismは、2020〜2021年にEthereumの取引手数料が高騰した局面で登場し、低コストの取引手段として注目を集めた。その後は、Coinbase主導のBaseやKrakenのInkなど、OPスタックを基盤とするチェーンが相次いで立ち上がった。これらはEthereumとの互換性を維持しつつ、独自のエコシステムを構築できる点を特徴としている。

一方でワン氏は、戦略の不在や人員拡大がコスト増につながったとの認識も示した。「われわれは戦術に長くとどまりすぎた」と述べ、運用基盤を十分に整えないまま市場対応を続けたことが、事業の持続可能性を損なったとの見方を示した。

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