国際通貨基金(IMF)は28日、トークン化市場について、取引の迅速化やコスト削減といった利点がある一方、市場変動を増幅させ、フラッシュクラッシュを招く恐れがあると警告した。あわせて、今後は当局の規制関与が一段と強まる可能性があるとの見方を示した。
Cointelegraphが28日付で報じた。IMFによると、トークン化は既存の金融システムにおける仲介プロセスを減らし、コスト削減や即時決済を可能にする。一方で、自動化された取引が市場の急落を引き起こすリスクもあるとIMFは分析した。
IMFは、スマートコントラクトが連鎖的に作動することで、局地的な問題がシステム全体のショックに波及する可能性があると指摘した。
さらに、トークン化プラットフォーム間の相互運用性が不十分な場合、市場の分断や流動性の悪化につながる恐れがあるとした。
またIMFは、政府は歴史的に金融イノベーションに関与してきたとし、トークン化市場でも規制の役割が拡大する可能性が高いと見ている。
その例として、1944年のブレトンウッズ協定により各国政府が国際通貨システムを再設計した事例に言及し、トークン化市場も規制の枠組みの下で成長していく公算が大きいとした。
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