XRPの2035年時点の価格見通しが、コミュニティ投資家やAI、調査会社の間で大きく分かれている。足元で暗号資産市場全体が調整局面にある中でも、長期では大幅な上昇余地を見込む声が出ており、現在2000XRPを保有している場合の将来価値は、予測によって約8万ドルから2億ドルまで大きな開きがある。
暗号資産市場ではこの1カ月で時価総額が7130億ドル減少し、下落率は19.5%に達した。XRPも263億ドル分の時価総額を失い、価格は17.5%下落した。ただ、市場全体と比べれば相対的に底堅かったとの見方もある。
XRPは足元で2.1ドル台で推移しているが、一部のアナリストは長期的な上昇余地に注目している。直近の相場下落を予測していた専門家の中には、その後の強い反発を見込む見方もあるため、2035年を視野に入れた価格目標も示されている。
こうした中、ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは27日、XRPコミュニティとAIモデルを中心とした長期価格予測を紹介した。
コミュニティ投資家のTime Travelerは最近、「2035年にXRPが1XRP当たり10万ドルに達する可能性がある」と主張した。これを踏まえ、少なくとも1万XRPの保有を目標にしているとも述べた。
AIモデルでも強気の見方が出ている。GoogleのGeminiは、2035年のXRP価格について100〜500ドルに達する可能性があると推定した。上限の500ドルに到達した場合、現在の供給量を前提とすると、XRPの時価総額は30兆ドルを超える計算になる。
一方、より保守的な予測もある。市場分析会社Telegaonは、2035年のXRPの平均価格を38.16ドル、最高値を40.29ドルと見込んでいる。現在の価格水準と比べると、約1850%の上昇に相当する。
これらの予測を基に、現在2000XRPを保有している場合の将来価値を試算すると、その差は極めて大きい。Time Travelerの想定通り1XRP当たり10万ドルに達すれば、足元で約4120ドル相当の2000XRPは、2035年に2億ドルとなる計算だ。Geminiの上限シナリオである500ドルなら約100万ドル、Telegaonのケースでは約8万ドルとなる。
最も保守的なシナリオでもリターンは1800%超となる一方、強気シナリオでは2000XRPが2億ドルに達する可能性もある。また、上位10%のXRP保有者層に入るには2313XRP以上の保有が必要とされており、2000XRPは比較的現実的な初期保有量だとの指摘もある。
市場の変動率は依然として高いものの、XRPの長期価格見通しは投資家の関心を集めている。