LG CNSは3月2日、2026年上期に3桁規模の中途採用を実施すると発表した。AIやロボティクスをはじめとする将来の中核事業領域で、専門人材の確保を進める。
募集対象は、AI、ロボティクス、金融、コンサルティング、データセンター、ERP、スマートファクトリーなど。同社は、先端技術を産業現場に実装し、顧客の業務変革を支えられる実務人材を採用する方針だ。
AI分野では、顧客業務に最適化したAIモデルやサービスの設計・実装を担う人材を募る。LG CNSは、金融、公共、製造、製薬・バイオ向けに業種特化型のエージェンティックAIを開発しており、AX分野の競争力強化につなげる考えだ。
公共分野では、韓国銀行と共同で、国内初となるエージェンティックAI基盤のデジタル通貨自動決済システムを実証した。韓国外交部のインテリジェントAIデータプラットフォームなど、大型案件も進めている。
金融分野では、NH農協銀行の生成AIプラットフォームや未来アセット生命の情報系次世代システムなど、大規模なAX案件を手掛けている。製薬・バイオ分野では、エージェンティックAIを基盤にChong Kun Dangの製品品質評価自動化システムを構築したほか、保健福祉部が推進するK-AI新薬開発プラットフォーム関連事業の契約も結んだ。
ロボティクス分野では、物流・製造現場向けのロボット自動化プロジェクトを担う人材を募集する。ロボットの現場投入を迅速化するための学習や、安定稼働に向けた運用・管制プラットフォームの高度化も担当する。
同社は現在、物流・製造業の顧客企業10社あまりと、産業用ヒューマノイドロボットのPoCを進めている。RX人材は、実際の産業環境でロボットの学習、適用、高度化まで一連の知見を蓄積できるとしている。
社内では、社員が新技術に関するスキルを高められるよう、各種AIリソースを活用できる業務環境も整備している。LG AI研究院の「Chat Exaone」とOpenAIの「ChatGPT Enterprise」を提供し、社内業務全般で生成AIを活用できるようにしている。
募集要項や応募方法は、LG CNSの採用サイトとLGグループの採用サイトで確認できる。
LG CNSは「グローバル水準のAX・RXリーダーシップを確保し、中核技術の競争力を継続的に高めるため、採用と育成に注力している」とコメントした。その上で「AIやロボティクスなどの新技術を実際の産業現場に適用し、顧客の差別化された競争力の創出に挑みたい人材に、最適な教育と業務環境を提供する」としている。