写真=Amazon Web Services(AWS)のロゴ

AmazonがOpenAIに最大500億ドル(約7兆5000億円)を出資し、戦略提携を拡大する。OpenAIはAmazon Web Services(AWS)を基盤に、AIチップ「Tranium」を採用した企業向けプラットフォーム「Frontier」を構築する計画で、AmazonのAI・クラウド戦略に及ぼす影響は大きいとみられる。

CNBCが2月27日(現地時間)に報じた。これによると、OpenAIはAWSのインフラを活用し、Traniumを採用してFrontierを整備する方針だ。Amazonのアンディ・ジャシーCEOはCNBCのインタビューで、OpenAIによるAWS採用は、同社のAI半導体分野での存在感拡大を示すものだと強調した。

Amazonは、既存のAIパートナーであるAnthropicとの協業も維持する考えだ。Anthropicは、AmazonのAI製品「Rufus」や「Alexa+」に用いられるモデルを提供している。ジャシーCEOは、Anthropicとの関係は引き続き強固であり、OpenAIとの提携によって既存の協業関係が変わることはないと説明した。

OpenAIは今回の提携に伴い、今後8年間でAWSに1000億ドル(約15兆円)を支出する見通しだ。CNBCによれば、既存契約を大きく上回る規模で、3倍超に当たるという。今回の提携は、Microsoftを中心としてきた協力体制を多角化する動きとも受け止められている。Microsoftは2019年以降、OpenAIに130億ドル超(約1兆9500億円)を投資し、OpenAIのモデルと製品に関する独占ライセンスを依然として保有している。CNBCは、Amazonとの協力についても事前に協議が行われていたと伝えた。

Amazonの出資は段階的に実施する。まず150億ドル(約2兆2500億円)を投じ、OpenAIが一定の目標を達成した場合、追加で350億ドル(約5兆2500億円)を出資する計画だ。条件の一つには、OpenAIによる汎用人工知能(AGI)の開発進展が含まれる。AGIは、人間の業務の大半を代替できる水準のAIを指す。

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