NVIDIAの直近四半期の売上高は前年同期比73%増の680億ドルに達したが、市場予想には届かず、株価の重荷となっている。CNBCが27日(現地時間)に報じた。
NVIDIAは人工知能(AI)チップ市場で高シェアを維持しているものの、足元では競争激化への警戒感が強まっている。加えて、大手テック企業の設備投資が鈍化するとの懸念も、株価を押し下げる要因とみられている。
OpenAIはAmazon Web Services(AWS)と2GW規模のAIチップ契約を結び、NVIDIAへの依存度を引き下げる姿勢を示した。MetaもAMDのInstinct GPUを導入し、Googleとも協力するなど、NVIDIA以外のチップ採用を模索している。
こうしたなか、NVIDIAは次世代のVera Rubin GPUでAI市場の主導権維持を目指す。ただ、アナリストは今後3年間の成長率について、30%、13%、14%へと鈍化するとの見方を示している。
市場環境の変化を受け、NVIDIA株は年初来で16%下落した。一方で、一部アナリストは足元の株価水準を買い場とみている。Jefferiesのアナリストは「AI関連株に対する投資家心理がいつ回復するかは不透明だが、NVIDIA株は徐々に割安感が出ており、最終的には反発するだろう」と分析した。
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