NetflixがWarner Bros. Discovery(WBD)の買収競争から撤退した。WBDはデイビッド・エリソン氏率いるParamount Skydanceによる1110億ドルの買収提案をより有利な案と判断し、Netflixは対抗を見送った。TechCrunchが26日(現地時間)に報じた。
WBDは、Paramount Skydanceが提示した1株31ドルの提案を、より有利な提案として承認した。これを受け、Netflixは買収競争から退く方針を固めた。
Netflixの共同CEOであるテッド・サランドス氏とグレッグ・ピーターズ氏は声明で、「検討してきた提案は株主価値の向上につながる可能性があったが、Paramountの最新提案に合わせることは経済合理性に乏しい」と述べ、撤退を正式に表明した。
Paramountは今回の買収により、HBO、CNN、Discovery、TBS、TNT、HGTVなどの有力スタジオやニュースネットワークを傘下に収めることになる。エリソン氏は大規模な構造改革を進める考えを示している。
一方で、CBSニュースネットワークを巡っては、トランプ政権に近い傾向を示しているとの見方もあり、今後論争を呼ぶ可能性がある。Netflixは昨年12月にWBD買収へ828億ドルを提示したが、その後Paramountが1080億ドルで対抗。最終的に1110億ドルまで積み増し、優位に立った。
時間外取引ではNetflix株が10%上昇し、Paramount株も4.5%高となった。
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