AI決済向けブロックチェーン企業のKite AIは2月27日、Googleが公開したエージェント決済規格「AP2」のコミュニティパートナーに参画したと発表した。
AP2は、AIエージェントによる支払いを安全かつ相互運用可能にするためのオープンな決済規格だ。従来の決済システムは人による直接決済を前提に設計されているため、AIエージェントが支払いを開始する場面では、権限確認や意図の検証、責任の所在といった課題が生じる。GoogleはAP2を通じて、こうした論点を共通仕様として標準化し、信頼できる決済方式の確立を目指している。
Kite AIは、Mastercard、Salesforce、Alibaba Group、Shopify、Adobe、Walmart、CloudflareなどとともにAP2のエコシステムに参加する。Kite AIによると、ステーブルコイン決済、スマートコントラクトで定めた支出ルール、改ざん耐性のある取引記録を組み合わせることで、エージェント決済をより安全かつ検証可能な形で運用できるようにするという。
Kite AIの関係者は「今回の参画を機に、エージェント決済フローの実運用への適用を広げる。開発者と加盟店の実装負担を軽減するため、決済連携と技術支援を強化していく」とコメントした。
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